子供名義で資産を作る方法|ジュニアNISA終了後の教育費づくり最新解【2026年最新】

投資ログ
📅 公開: 2026年7月19日 / 最終更新: 2026年8月7日

📝 30-40代・共働き世帯の視点で整理

この記事の立場

この記事は、新NISAでインデックス積立を続けている30-40代の会社員(子育て中)の目線で、子供名義の資産づくりと教育費の準備を自分なりに整理したものです。制度の数字は各社公式・公的資料を確認していますが、最終的な判断はご家庭の状況に合わせて、自己責任でお願いします。投資には元本割れのリスクがあります。

ジュニアNISAが2023年末で終わったあと、「子供のための投資、どうすればいいの?」という疑問を抱えたままの家庭は多いと思います。私もそのひとりでした。

非課税で子供名義の口座にコツコツ積み立てる、という分かりやすい入口がなくなり、代わりの正解が見えにくくなったからです。

この記事では、ジュニアNISA終了後に「子供のお金」をどう作るのか、現実的な選択肢を並べて比べてみました。結論を先に言うと、多くの家庭にとっては親名義の新NISAで教育費枠を作るのが一番すっきりするというのが今のところの私の整理です。ただし子供名義にこだわる理由がある家庭もあるので、そのケースも含めて書きます。

この記事の要点(3行)

①ジュニアNISA終了後の「子供名義の非課税投資」の直接の後継制度は、2026年6月時点では存在しない。②現実解は「親の新NISA枠で教育費を分けて運用」か「子供名義の特定口座」か「学資保険」の組み合わせ。③贈与税・名義の扱い・大学費用の時期を踏まえて、リスクの取り方を決めるのが先。

ジュニアNISA終了後、子供のお金まわりで何が変わったか

まず事実関係を整理します。ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)は2023年で新規の投資ができなくなりました(出典:金融庁)。2024年に始まった新NISAには、ジュニアNISAのような子供向けの枠は用意されていません。

つまり、2026年6月時点で「子供名義で非課税の積立投資ができる制度」は、新規には存在しないということになります。これが多くの家庭が迷っている根っこだと思います。

すでに持っているジュニアNISA資産はどうなる?

2023年までにジュニアNISAで投資した分は、保有を続けるかぎり、子供が18歳になるまで非課税のまま運用を続けられます(出典:金融庁)。制度終了後は、年齢にかかわらず途中で全額を払い出すことも可能になりました。

急いで売る必要はありません。長期で寝かせるつもりなら、そのまま持ち続けるのが素直な選択だと思います。途中で一部だけ引き出すことは原則できず、引き出すときは口座を閉じて全額になる点だけ覚えておくとよさそうです。

ポイント

「終わった制度」ではあるものの、中にある資産は引き続き非課税で育てられます。まずは慌てて動かないこと。これだけは押さえておきたいところです。

ジュニアNISA終了後の「子供の資産」3つの作り方を比べる

子供のためのお金を作る方法は、大きく3つに整理できます。それぞれ非課税メリット・名義・リスクが違うので、まず全体像を表で並べてみました。

方法 名義 非課税メリット 向いている家庭
① 親の新NISAで教育費枠を分ける 運用益が非課税(生涯1,800万円枠の一部) 新NISA枠に余裕があり、家計をまとめて管理したい
② 子供名義の特定口座(課税) 子供 なし(利益に約20%課税) 「子供のお金」と明確に分けたい・贈与として渡したい
③ 学資保険・低リスク商品 契約者は親 生命保険料控除あり/運用益はほぼ固定 元本割れを避けたい・強制的に貯めたい

どれか1つに絞る必要はなく、組み合わせるのが現実的だと感じます。たとえば「土台は学資保険で確保しつつ、上乗せを新NISAで運用」といった具合です。順番に中身を見ていきます。

方法①:親の新NISAで「教育費ポケット」を作る

いちばん税制メリットが大きく、手間も少ないのがこの方法だと思っています。子供名義ではなく、親自身の新NISA口座のなかに「これは教育費」と心の中で色分けした枠を作るイメージです。

なぜ子供名義より親名義が現実的なのか

理由は3つあります。

  1. 新NISAは運用益が非課税。子供名義の特定口座だと利益に約20%課税されるので、同じ運用なら手取りで差が出る。
  2. 名義が親なので、贈与税や「誰のお金か」という論点を避けやすい。
  3. 大学入学のタイミングで親が自由に取り崩せる。子供名義だと、原則として子供本人の財産になる。

「子供のお金は子供の名義で」という感覚は分かりますが、税と使い勝手の両面では、親名義のほうがコントロールしやすい場面が多いと感じます。

いくら積み立てればいいかの目安

大学4年間の費用は、国公立で約250万円前後、私立文系で約400万円前後、私立理系で約540万円前後が一つの目安とされています(出典:日本政策金融公庫などの調査)。仮に「私立文系くらいは備えたい」として400万円を18年で割ると、年22万円ほど、月1.8万円前後になります。

毎月の積立 18年・年率3% 18年・年率5%
1万円 約286万円 約349万円
2万円 約572万円 約698万円
3万円 約858万円 約1,047万円

あくまで一定リターンを仮定した試算で、実際の値動きは上にも下にもぶれます。それでも「月2万円・18年」で私立文系の学費に届きそう、という感覚はつかめると思います。元本は月2万円×18年=432万円なので、運用益ぶんがそのまま余裕になるイメージです。

注意|教育費は「使う時期」が決まっている

老後資金と違い、教育費は18歳前後という締め切りがあります。大学入学の直前に暴落が来ると困るので、高校生になったら株式比率を少しずつ下げ、現金や債券に寄せていく「ゴールに向けた減速」を考えておきたいところです。

方法②:子供名義の特定口座と、贈与税の注意点

「どうしても子供名義で残したい」「成人したときに渡す前提で運用したい」という家庭は、子供名義の証券口座(未成年口座/特定口座)を使う選択もあります。ただし非課税ではないので、利益には約20.315%の税金がかかります。

名義と贈与の関係でつまずきやすい点

親のお金を子供名義の口座に入れて運用すると、それは「贈与」と見なされる可能性があります。贈与税は年間110万円までは非課税(暦年贈与の基礎控除)ですが、これを超えると課税対象になります(出典:国税庁)。

また、名義は子供でも実質的に親が管理・運用しているお金は「名義預金」とみなされ、相続の場面で親の財産として扱われることがあります。子供名義にするなら、子供が把握している・通帳や印鑑を子供側で管理している、といった実態を伴わせるのが無難だと整理しています。

ここは慎重に

贈与税・名義預金・相続の論点は、金額が大きくなるほど影響も大きくなります。年110万円を超える贈与や、まとまった額を子供名義で運用する場合は、税理士など専門家に確認することをおすすめします。この記事は一般的な整理であって、個別の税務アドバイスではありません。

方法③:学資保険・低リスク商品という「守り」の選択

投資の値動きが不安、強制的に貯めたい、という家庭には学資保険や個人向け国債のような守りの選択肢もあります。

学資保険のいいところ・物足りないところ

  • いいところ:満期金が決まっているので計画が立てやすい。生命保険料控除が使える。契約者(親)に万一のことがあれば以後の保険料が免除される商品が多い。
  • 物足りないところ:低金利環境では返戻率が110%前後にとどまることが多く、長期のインデックス投資に比べると増えにくい。途中解約すると元本割れすることもある。

「増やす力」では投資に劣りますが、「確実に確保する」という意味では役割があると思います。私自身は、最低限の学費の土台を守りの商品で固め、上乗せ部分を新NISAで運用する、という二段構えが性に合っていると感じています。

具体例:共働き・子供1人世帯ならどう組むか

あくまで一例として、私が「自分の家ならこうするかな」と考えた組み方を書きます。世帯手取り月40万円前後、子供は未就学児、というよくある共働き家庭を想定しています。

役割 手段 月額の目安
守り(必ず確保する学費) 学資保険 or 個人向け国債 1.0万円
攻め(上乗せ・親名義で運用) 新NISA つみたて投資枠でインデックス 1.5万円
予備(急な出費・塾代) 普通預金で当面の生活費とは別に 0.5万円

合計で月3万円。攻めの1.5万円は親の新NISA枠の一部を「教育費ポケット」として使う形です。家計に余裕がない月は攻めを減らし、守りと予備を優先する、という調整ができるのも、親名義でまとめておく利点だと感じます。

考え方

大事なのは金額の正解よりも、「絶対に必要な学費=守り」「あれば嬉しい=攻め」を分けておくこと。この線引きさえできていれば、相場が荒れても判断がぶれにくくなる気がします。

教育費づくりでやりがちな失敗

失敗1:大学直前まで全額を株式で持ち続ける

運用は順調でも、使う直前に暴落が来ると現金化のタイミングを逃します。ゴールが近づいたら少しずつリスクを落とす、これを忘れがちです。

失敗2:子供名義にこだわりすぎて税で損をする

気持ちは分かるのですが、非課税の新NISA枠が余っているのに、わざわざ課税口座の子供名義で運用してしまうケース。まず親の非課税枠を使い切れているかを確認したいところです。

失敗3:学資保険を途中解約して元本割れ

家計が苦しくなって解約すると、払った額より戻りが少ないことがあります。守りの商品は「払い続けられる無理のない金額」で始めるのが前提だと思います。

正直なデメリットも

新NISAで教育費を作る方法は、増える可能性がある反面、元本割れの可能性も常にあります。「必ず400万円貯まる」ものではありません。リスクを取りたくない部分は、無理せず預金や守りの商品に回す。投資は自己責任で、というのは教育費でも同じです。

今日からの始め方(無理のない手順)

  1. 大学までに必要そうな金額を、ざっくりでいいので書き出す(国公立/私立で幅を持たせる)。
  2. そのうち「絶対に確保する分」と「運用で増やしたい分」を線引きする。
  3. 守りの分を学資保険や預金で確保。攻めの分は親の新NISAつみたて投資枠で低コストのインデックスを1本選ぶ。
  4. 毎月の自動積立を設定して、あとは基本ほったらかし。年に1回だけ配分を見直す。
  5. 子供が高校生になったら、攻めの比率を計画的に下げていく。

完璧な配分を最初から決めようとすると、たいてい動けなくなります。私も最初は月1万円から始めました。走りながら調整するくらいの気持ちのほうが、続く気がします。

よくある質問(FAQ)

Q. ジュニアNISAの後継制度はありますか?

2026年6月時点では、ジュニアNISAのような子供名義の非課税投資制度の新規受付はありません。新NISAは親自身の口座で利用する制度です(出典:金融庁)。

Q. 既存のジュニアNISA資産は売ったほうがいいですか?

急いで売る必要はありません。保有を続けるかぎり子供が18歳になるまで非課税で運用でき、必要なときに払い出せます。引き出す場合は口座を閉じて全額になる点に注意してください(出典:金融庁)。

Q. 子供名義と親名義、どちらで運用するのがよいですか?

税制面では、運用益が非課税になる親の新NISAが有利な場面が多いです。子供名義の特定口座は利益に約20%課税され、贈与税や名義の論点も生じます。

Q. 親の新NISA枠を教育費に使って大丈夫ですか?

制度上は問題ありません。ただし老後資金と教育費は使う時期が違うので、頭の中で枠を分け、教育費分は使う時期が近づいたらリスクを下げる運用がおすすめです。

Q. 毎月いくら積み立てれば学費に足りますか?

目標額によりますが、私立文系の学費(約400万円)を18年で備える場合、月1.8万円前後が一つの目安です。リターンは確定しないため、幅を持って考えてください。

Q. 学資保険と投資、どちらがいいですか?

増やす力では投資、確実に確保する力では学資保険に分があります。最低限の学費を守りの商品で固め、上乗せを投資で、という併用も現実的です。

まとめ:制度がなくても、子供のお金は育てられる

ジュニアNISAという分かりやすい入口はなくなりましたが、子供のための資産づくりが難しくなったわけではない、というのが書き終えての実感です。

むしろ「親の新NISAで教育費ポケットを作る」というシンプルな形に落ち着いた分、迷いは減ったのかもしれません。守りと攻めを分け、無理のない金額で自動積立を始める。やることは案外少ないです。

わが家もまだ途中ですが、相場に一喜一憂せず淡々と続けることが、結局いちばん効くのだろうと思っています。この記事が、同じように迷っている誰かの整理の助けになれば嬉しいです。

免責について

本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、運用成果を保証するものではありません。税制・制度は2026年6月時点の情報であり、最新の内容は各社公式・金融庁・国税庁等でご確認ください。投資・税務の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。

▼ 子どもの教育費を非課税で育てるなら

マネックス証券は投資信託の取扱が豊富で、新NISAのつみたて投資枠に対応。クレカ積立(マネックスカード)のポイント還元もあり、米国株にも強い。口座開設・維持費は無料です。

📈 マネックス証券で新NISAを始める(口座開設無料)

※手数料・還元率などの最新条件は公式でご確認ください

コメント

▶ マネーフォワードME 無料登録(PR)
タイトルとURLをコピーしました